お客様各位

第三者によるIP電話の不正利用に関する注意喚起

平成27年6月19日
株式会社and One

 

現在、IP電話をはじめとする電話サービスが第三者に不正利用され、利用者に高額な国際電話料金の請求がなされる被害が増えており、総務省のWEBサイトでも、『第三者によるIP電話等の不正利用に関する注意喚起』※が掲載されております。

弊社が提供するIP-PBXソフトウェア『Primus』においては、現在、被害はございませんが、引き続き、お客様に安心・安全にご利用いただけるよう不正アクセス対策に取り組んでおります。

なお、お客様におかれましても、第三者による不正利用が行われないよう、ネットワークに接続している通信機器の設定状況を確認し、セキュリティ対策を講じられるようお願いいたします。

■推奨対策
1.ポート番号を変更する ※FUSION IP-Phone / Arcstar IP Voice利用時
システム管理 | SIPチャネルグローバル設定 で bindport オプションを SIP の標準ポート番号である 5060 以外に設定する。
※設定を変更した場合、電話機本体の設定も変更する必要があります。

2.ルーター・iptables 等でパケットのフィルタリングを行う ※FUSION IP-Phone 利用時
FUSION では利用アドレス帯が公開されているのでパケットのフィルタリングを行う。
http://www.asterisk-fusion.jp/illegal-access.html の 5. IPアドレスによるフィルタリング を参考にし、FUSION の IP アド
レス帯から送信された SIP のみを通過させるようにする。

3.内線電話機のパスワードを複雑にする
内線電話機のパスワードを数字だけでなくアルファベットや記号を含めて長く複雑にする。

4.外線プレフィックスを長くする
外線発信のプレフィックス番号を 0 や 1 ではなく、長めに設定する。

5.国際電話の外線発信時に 暗証番号による認証を有効にする
IP電話回線による国際電話発信の国際プレフィックス番号(010)に対して、暗証番号による認証を有効にする。(Primus2以降のみ)
ダイヤルプラン | 外線発信設定 で プレフィックス 010 に対して、発信規制暗証番号 を設定する。

6.国際電話を休止する
キャリアによっては、国際電話発信の休止設定が行なえるので、国際電話の発信を行なわない場合は直接、各キャリアに依頼の上、休止設定を有効にしてもらう。

※詳しくは下記総務省WEBサイトでご確認ください。
http://www.soumu.go.jp/menu_kyotsuu/important/kinkyu02_000191.html

その他、ご不明・ご心配な点がございましたら、弊社までお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。


■お問い合わせ

本件に関するお問い合わせは、以下のフォームよりお問い合わせ下さい。
https://www.andone.co.jp/andone/contact/
株式会社and One
東京都渋谷区渋谷1-17-8 松岡渋谷ビル
TEL 03-5774-1660(代)

※ Primusは、株式会社and Oneの商標または登録商標です。
※ その他、記載された会社名および製品名などは、該当する各社の商標または登録商標です。

pict02_05第三者によるIP電話の不正利用に関する注意喚起